ピアノふぁーすと すてっぷ

音楽好きの あれこれ

得意なことの見つけ方〜体験レッスンの受け方〜

1人で生きていると分からないこと。
 
それは、自分の得意を見つけることだと思います。
 
自分基準で考えると、当たり前のことが、
他人と比べることで始めて、自分の得意不得意を認識できるものです。
 
 
2時起きの本の中でも、作者の枝廣さんが体験したように、
私も、環境が変わる(進学する)ことで、
苦手意識のあった体育が得意になってしまったことがあります。
 
色んな仕事を体験するうちに、
自分には「教える」という分野が少し得意かもと思い、
今はピアノを「教える」仕事をする中でも
自分の音楽的、強み(得意)に気づくことが多いです。
 
 
そして、生徒を常に20〜30人受け持っている状態なのと、
これまでの音楽人生で出会った方々との比較から、
生徒の得意不得意についても見分けがつけやすものです。
 
これが、たった1人しか教えていない場合は、
その子の苦手部分は自分の教え方が悪いせいでないか、、、
と指導方法についてあれこれ考えてしまっていたでしょうが、
 
開講当時から、20人弱の生徒様にお集まり頂けたので、
その子の得意を存分に伸ばしながら、
不得意を少しずつカバーする練習方法を指導できます。
(もちろん指導方法についても常に探究しています!)
 
 
指で押せば鳴る、音を出すのは一見簡単そうな楽器がピアノ・鍵盤楽器ですが、
他の楽器と比べて、求められる要素が多く、とても難しい楽器とも言えます。
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 それを極めるため、
また、弾いていて愉しいから、と、
皆さんピアノを習おうと思うわけですが、
 
私も、色んな生徒様の体験レッスンを行なったり、
逆に自分が体験レッスンを受講した時に感じるのは、
 
体験レッスンこそ、この得意不得意を見つける作業なのだなぁ、と。
 
 
これは、初心者よりも経験者の場合は、特にハッキリとでます。
 
例えば、某、大手のグループレッスンを受けていた生徒様は、
属七が分かっても、G7が分からない。
そもそも下属音と属音も混ぜこぜ。
 
通常、私のレッスンでは属七という言葉は上級者にしか教えていないので、
初めは、すごく理解力のある生徒かな、と思いながら聞き取りしていくと、
実は、その言葉だけが頭に残っている状態でした。
 
 
自由曲は、暗記でとにかく覚えてしまっていて、
クラシックの曲も弾きこなすものの、
譜読みはサッパリという方もいます。
 
 
私の場合は、楽典的知識、コードの理解も十分ありますが、
ジャズ理論となると不完全で、即興のジャズアレンジの中で生かすとなると
レッスンが必要なレベルで足りていません。
 
 
どのお教室の先生であっても、
まずはこの得意不得意を見つけ出してくれると思います。
 
その上で、自分が伸ばしたい分野に合った先生選びが必要ですので、
体験レッスンは、まずは模擬試験のように
生徒側も自分のレベルを知るために活用して頂きたいです。
 
今、ピアノを習っていて、自分の得意不得意が分からない方は、
先生に聞いてみるのも良いと思います♫
 
 
さて、ジャズピ練習!
昨日は、仕事前にちょこっとだけ練習。
だいぶミスが減っています。
 
こちらもミスは減ってきてますが、左手でセブンスを弾くのが
マイナーセブンスに引き間違いそうになることが、、、
 
毎日のジャズピ練習も自分の得意不得意を見つける作業です!